青春18きっぷの長時間利用が楽になる方法
ただいま絶賛使用期間中の青春18きっぷ.筆者は毎年帰省や旅行に使用しています.全旅程の100%を普通列車が占めますので長時間利用するととても疲れてくるものです.でも,少し工夫するだけで普通列車の移動がぐんと楽になるんです.今日はそのご紹介です.
↑今冬の筆者が購入した青春18きっぷ
モハ,サハ,クモハ・・・の意味を理解して乗車する
皆さんはJRの鉄道車両の側面にモハ,サハ,クモハ,といった形式番号が記入されていることはご存知ですか?
By wikipedia
↑例えばこの画像はJR東日本の首都圏で走行しているE233系電車の画像です.「クハ」と書かれていますね.「ク」の意味は運転台のある車両だよ,という意味.「ハ」はイロハでいう3番目の「ハ」で三等車(普通列車)という意味.「ロ」がついていたら2等車(グリーン車)という意味になります.
By wikipedia
↑この画像では「モハ」と書かれていますね.この場合は運転台はなく,モーターがついている車両です.「モ」はモーターの頭文字なのです.
あとよく目にするのは「サハ」です.これはモータもなく,運転台もない,他の車両に引っ張ってもらうだけのやる気のない3等車を意味します.
話を戻して青春18きっぱーが乗車すべき車両はどれでしょうか?
ずばり,モーターのない車両です.記号でいうと「サハ」「クハ」の車両に乗ると良いです.モーターのある車両は加速時には騒音限となり,うるさいし振動も多いです.少しでも静かで快適な車両に座りたければ,モーターをさければよいのですね.ただし,鉄道おたくの中には「モーターの力強さを感じたい」ということでわざと「モハ」や「クモハ」に乗車する人もいます.
先頭車両に乗る
人口の多い都市圏だと10両編成など長い編成の電車が多いです.こんな時は一番端の「クハ」の車両に乗りましょう.一般的に電車が長いと改札や階段に近い真ん中の車両が混みやすい性質があります.われわれ18きっぱーは座れないと電車移動が地獄と化します.できるだけ混雑の少ない先頭車両に乗車し,着席チャンスを増やしましょう.また,先頭車両だと,前面展望ができる車両もあり,車窓を楽しむ機会も増えます.
【4K前面展望】上野東京ライン(常磐線) 北行 品川~新橋~東京~上野
乗車する電車の始発駅を調べてから乗車する
特に静岡を通過する18きっぱーは乗車する電車の始発駅をしっかり調べてから乗車してください.これを実践しないと静岡県では座ることはできません.下記リンクに詳しい説明がありますので引用させていただくと
静岡県内を移動する場合に気を付けるべきことは、どこの駅で乗り換えるかである。静岡県内における列車の運行パターンには以下のようなものがある。
このような場合に終点の沼津駅まで乗車してしまうと、乗り換え先の列車で座れなくなってしまう可能性がある。そうならないために乗り換え列車の始発駅である三島駅で乗り換えるとよい。静岡駅の前後でも同様な事例があるのでここで紹介する。
島田駅から次の乗り換え駅である浜松駅まで約50分かかるので、この場合には興津(おきつ)駅で乗り換えておいた方が無難である。すべての列車でこのような運行パターンになっているわけではないので、紙媒体の時刻表で確認すると分かりやすい。
上記のような事象に対処するには紙媒体の時刻表をもって行動するのが一番ですが,全国版の時刻表は600円程度してしまうし,なによりミニマリスト精神に反するため,筆者は購入せず,インターネットの乗換サイトで頑張って下調べしてから出発しています.
まとめ
以上のことを実践すれば普通列車だけでも快適な鉄道の旅ができるでしょう.そしてなにより「無理をしないこと」です.体調が悪くなったり,疲れ切ってしまったなら,電車を見送って休憩したり,意地を張らずに「新幹線」に料金を払って乗ることも考えましょう.鉄道の旅は魅力がいっぱいです.青春18きっぷで素敵な思い出を作りませんか.
↓実際に18きっぷ使って旅してきました↓
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